【知らなかった】マンション売却で儲かる人と損する人の違い
マンションを売却して、「儲かる人」と「損する人」が出てしまうのは、なぜだと思いますか?
私が思うに、その理由は2つ考えられます。
ズバリ、「マンション自体の価値」と「依頼する不動産屋」です。
この2つの要素は、とーっても大きいです。
もくじ
マンションの売却で儲かるために
客観的にマンションの価値を見る
「このマンションは、俺がまだ安月給の時に、カミサンが家計を切り詰めて買ったもので・・・」
「子供が生まれるっていうんで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったんだよなぁ・・・」
「古くてもしっかりしている、いいマンションだよなぁ・・・」
長年住んでいると、どうしたって愛着がわきます。
壁紙のシミも見慣れるし、ドアや柱の傷も住んでいると全く気になりません。
でも、実際に次に住むのは、あなたの人生の歴史など何も知らない全くの他人です。
当たり前のことですが、あなたのマンションが赤の他人にとっても魅力的なマンションであれば
早くに売れるし、結果的に儲かる可能性が高くなります。
コチラの記事に書きましたが、売りやすいマンションというのは
儲かりやすいマンションと、ほぼイコールです。
参考:【知ってた?】売りやすいマンションの条件! あなたのマンションを今すぐチェック
人気があるマンションというのは、売れやすいし儲かりやすいのです。
特に売れやすい(儲かりやすい)のは、
やっぱり築浅マンションと、駅チカマンションですね。
それも10年以内の築浅と、徒歩5分以内の駅チカで、駅はターミナル駅か、都心に近い駅だとさらに良いです。
一般的に、人々がマンションを買うときには、「ずっと住み続ける」ことを前提に購入します。
マンション投資を考えていない限り、
最初から「数年で売ろう」と思って購入する人は、あまりいないです。
そのため、今後20年30年と住み続けるために、買主さんはできるだけ築浅のマンションを探します。
もしも単純に同じ条件で築10年のマンションと築30年のマンションがあったら、
築10年の方が良いと思いませんか?
だって築30年のマンションに、これから30年住んだら築60年です。
「耐震面や構造的に大丈夫なの?」と思うのは自然なことですし、
特に最近では地震対策が出来ているかどうかということは、一般の人でも気になります。
「免震」「制震」「耐震」という言葉は、TVで普通に出てきますし、
あれだけの東日本大震災を経験し、今後も大きい地震が発生する可能性がある以上、
マンション購入する時に、注意している人はとても多いです。
それらも考えた時に、築10年以内のマンションいうのは、買主さんにとって、とても無難な選択なのです。
築10年以内だったらまだまだ綺麗だし、給湯器などの設備も現役でまだ使える可能性は高いですしね。
そのため、特にもともと新築を買いたかったような買主さんの場合、
「新築か、無理なら築浅のマンションで探そう」ということになるのです。
営業マンの気持ちを考えて、こちらも対応する
次に、担当営業マンの違いから、
マンション売却して、儲かった人と損してしまった人を比べてみます。
不動産屋の営業マンといえど、1人の人間です。
なので、「この売主さんの為になんとかしてあげたい」と思えば、一生懸命になりますし、
そうで無ければ「仕事として無難にこなす」といった範囲をこえません。
(本当はお客様や物件の単価で、力の強弱をつけてはいけないのですが、
限られた時間で仕事をしている以上、どうしても優先順位が出来てしまうと思います)
もしもあなたが不動産の営業マンだったとします。
その時に、
・「まだ売れないの?ちゃんと仕事している?」と文句ばかり言う売主Aさん
・こちらが営業報告を連絡しても、全然ノーリアクションの売主Bさん
・「私も考えてみたのですが・・・」と売主さん自身が、積極的に売ろうとする売主Cさん
この3名を担当していたとしたら、売主Cさんを物件を、まず売ってあげたいと思いませんか?
PS.不動産屋の悪い慣習:売りたがらない不動産屋
ここで不動産屋で働いていたからこそ知っている、不動産屋の裏話をしたいと思います。
売主さんにはショックかもしれませんが、実際にある話です。
そもそも仲介をメインとしている不動産屋の収入源というのは、
物件が売れたときの仲介手数料となります。
つまり売れなければ、広告を打っても、オープンハウスをしても、
買主様を案内をしてもお金を頂くことはできません。
※ここから少しややこしい話をしますので、難しく考えずにさら〜と読み進めてください。
あなたが例えば、田中不動産(仮)にマンション依頼をしているとしましょう。
田中不動産は、田中不動産自身が買主を見つけると、
買主さんと売主であるあなたの両方から仲介手数料がもらえます。
しかし、別の不動産屋(佐藤不動産としましょう)が買主を見つけると、
買主さんからの仲介手数料は佐藤不動産に入るため、田中不動産はあなたからの仲介手数料しかもらえないのです。
つまり単純に、仲介手数料が半分になってしまいます。
そのため田中不動産は、可能な限り自分自身で買主さんを見つけたいのです。
特に「このマンションだったら、そのうち自分で売れる」というマンションの場合、
他の不動産屋から「◯◯マンションまだ空いていますか?」と問い合わせがあった時に、
「商談中です」「契約予定です」などと言って、
積極的に、他の不動産屋に◯◯マンションを紹介しないようにすることがあります。
田中不動産にとっては、マンションの価格を下げずに売り、
他の不動産屋が買主さんを見つけたことで、あなたからしかもらえない仲介手数料よりも、
マンションの価格を下げてでも、田中不動産自身が買主さんを見つけ
買主さん・売主さん両方から仲介手数料をもらえたほうが儲かるのです。
なので、田中不動産で依頼していなければもっと高値で売れていたマンションも、
田中不動産に依頼してしまったばっかりに、
値段を下げて売ることになってしまったという残念な売主さんが実際に存在します。
ではあなたは、どこの不動産屋に依頼すれば、儲かったのでしょうか?
・・・
・・・・・
答えは、
「あなたのマンションを買う可能性の高い人が、お客として数多くいる不動産屋」です。
そうすれば、依頼した不動産屋自身で買主さんが見つかる可能性が高いことから、
マンションの値下げをしなくてはならないという可能性も、下がるからです。
餅は餅屋といいますが、間違ってもマンション売却を、
土地や店舗の仲介が得意な不動産屋に依頼するべきではありません。
こちらに書いたように、オンライン査定でざっくり絞ったあとで、
実際に売却依頼する不動産屋を決定するときには、
一度不動産屋のHPを見るか、店舗に行ってみましょう。
参考:【元不動産屋が教える】良い不動産屋の選び方! 絶対に抑えておきたいポイント
出来ればマンションを買いたい人が多く訪れるような土日に行って、
客層を見る、売り出し中の物件をよく見てください。
- あなたが3LDKを売ろうとしているのに、投資用のワンルームばかりを扱っていませんか?
- 売り出し中の価格帯は、あなたが売ろうとしているマンションと近いですか?
「この不動産屋だったら希望するマンションがありそう!」
そう思って買主さんは不動産屋を訪れたりHPを見にきます。
ぜひあなたのマンションを買ってくれる可能性の高そうな不動産屋に依頼しましょう。
それが、安易な値下げで損しないためのコツです!
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