【悩み】家を売却したいが売れない時! 原因と対処法を元不動産屋がアドバイス!
家を売却したいのに、なかなか売れない・・・
こういう悩みって、実はとっても多いんです。
これは売主さんにとっては、凄く深刻な悩みですよね。
これを放っておいては、
「いつ売却できるのか、全くワカラナイ・・・」
「今後の予定が全く立たない・・・」なんてことにもなりかねません。
ここでは、悩める売主さんと一緒に、対処法を考えていきたいと思います!
キッチリ原因を突き止めて、前に進みますよ(`・ω・´)ゞ
もくじ
家を売却したいが、売れない時の対処法
家が売れない理由その1:相場とかけ離れている
悩める売主Aさん
「住み替えを希望しています。
今の家を売りに出していますが、なかなか売れません。
同時に、新しい家を探している最中なんですが、
今の家が売れないので、話が全く進まなくて困っています。。。。
本当に、住み替えが出来るのか不安になってきました。
不動産屋に査定してもらって、その金額で売りに出しているのに、
どうして売れないのですか?」
売主Aさん「1社ですよ。だってどこの不動産屋に頼んでも一緒でしょ?」
その不動産屋、本当に腕は確かなのですか?」
Aさんの場合、そもそも「色んな不動産屋と比較していない」という問題点があります。
Aさんいわく、「大手に頼んでおけば大丈夫でしょ?」という考え方だったようです・・・
そのため、Aさんが依頼している不動産屋が出した査定金額が、適正価格なのかどうかも分かりません。
相場とかけ離れている場合の解決方法
まず、早急に複数社に査定してもらい、現在の価格が妥当な金額なのかを調べましょう。
オンラインで出来る査定サイトが、無料で利用でき、バツグンに便利です。
参考:【最強】マンション査定で本当に使えるオンラインサイトの最強ランキング
Aさんの場合は、不動産屋に全てまるなげしてしまったために、
ご自分の家のことなのに、どういう売却をしているのか分からない状態になってしまっています。
覚えておかなくてはならないことは、
買主さんというのは、あなたの物件だけではなく、複数の物件を同時に見比べています。
しかも、今は、ちょっとネットが使えれば、かなりの情報を
自宅にいながらGETすることができる時代なのです。
ちなみに、私が今の家を購入したときは、最初の段階では実際に足を運ばずに、
販売チラシと平面地図と、グーグル・ストリートビューで、かなり詳細まで確認していました。
土地の高さ(海が比較的近いので、海抜を見るのは必須でした)
全面道路の幅、隣家との距離、周辺施設の環境など・・・、
知りたいことの大部分がネットで完結する時代です。
そこでかなりの数の物件から絞り込み、候補に残ったものだけ内見に行きました。
その方法が、一番効率が良かったからです。
そのため、あまりに相場からかけ離れていると、
ネットの条件にヒットしないため、内見にすら来てもらえないということもあります。
Aさんがやるべきことは、とにかく適切な金額で売り出すこと。
そのためには、オンライン査定で適切な金額なのかを調べましょう。
なぜならオンライン査定は、無料で相場観が掴めるし、
Aさん自身が足を運ばなくても、簡単に不動産屋を比べられるからです。
もしも、他の不動産屋に依頼したいということになったら、
今の不動産屋との媒介契約が終了する日を確認して、そのタイミングで、不動産屋の変更をするのがおすすめです。
参考:専任媒介契約を解除したい! 媒介契約の期間・更新・解除の注意点
家が売れない理由その2:物件や環境に問題がある
悩める売主Bさん
「うちは、売りだしてそろそろ半年になります。
ちょこちょこ内見があるので、そのたびに期待するのですが、買いたいという人が一向に現れません。
どうしてでしょうか?
自分でいうのもなんですが、うちは決して高い金額ではないと思います。
内見の前には、家の中を、妻が綺麗に掃除してくれています。
どうして売れないのか分かりません」
Bさんのお宅の場合は、適正金額で売りに出していると考えられます。
その証拠として、”内見があるから”です。
内見があるということは、図面を見て買主さんが「この家、見てみたい」と思ったということです。
しかし、せっかく時間を作って内見してもらったのに決まらない。
これは何とも勿体無いですね。
1回や2回の内見で、決まらないのは別に普通のことですが、
Bさんのお宅の場合、ちょくちょく内見があるということですから、
多くの買主さんが、Bさんの家を見てくれていることになります。
Bさんの家は、候補にあがっていたけれど、決め手に欠けた。
つまり「思っていたのと違っていた」というパターン。
例えば・・・
周辺でガーガー工事中のマンションがあれば、それだけで印象は悪くなります。
もともと、日当たりが良い家ではないのに、天気が悪い日に内見に来たとか、
リビングが思ったより狭かったとか・・・
色々な原因が考えられます・・・
でも、このBさんのパターンの場合は、改善の余地があります。
物件や周辺環境に問題がある場合の対処法
先ほどの例のように、
「近所に工事中のマンションがあってうるさい」という場合は、
いっその事、売却の時期をずらすか工事が休みの土日に集中して、内見に来てもらう
という風に持っていくことができます。
何も、買主さんが見たいと言っている日に、売主さんは全て合わせる必要はないのです。
「平日は出かけているので、土日に内覧をお願いします」と提案してみましょう。
マンションの場合、売却時期をズラスとその間にも管理費がかかる為あまりおすすめではありませんが、
住まなくなった両親の家を売りたい、使っていない土地を売りたいというように、
「別に”今”じゃなくても大丈夫」な場合には、売却の時期をずらすのも手です。
また売りたいマンションが、大規模修繕中の場合には、大規模修繕が終わってからがいいです。
マンションの大規模修繕って、修繕中は薄暗くて全然売れないのですが、
修繕後は新築のような外観に生まれ変わります。
そのため、大規模修繕直後は、予想外に高く売れるということも・・・♪
Bさんのお宅の場合に話しを戻しますね。
Bさんのお宅は、日当たりがあまりよくないマンションでした。
そのため、内見の際には、
家中の電気をつけておく、カーテンを全て開けておくということで、暗さをカバーできます。
Bさんの奥様は、バルコニーのごちゃごちゃを隠すためにカーテンを閉めていたそうです。
確かにそのお気持ちはわかりますが、
バルコニーや窓辺に、ごちゃごちゃと物をおいてしまうと視線が遮られます。
カーテンを閉めると、そこで空間が閉ざされます。
なので、
- 棚の上の荷物を全てどけておく、
- ソファーは部屋のはじっこに置いて広々と見せる、
- 窓際にお花を飾って、視線を遠くに持っていく、
と言った風に、目の錯覚を利用するのは、非常に効果的な方法です。
Bさんのお宅は、マンションの9階で視界が良いそうなので、だいぶ印象がよくなると思います(*´∇`*)
また、内見があっても成約にならなかった場合、
成約に至らなかった理由を、不動産屋に必ず聞いてください。
決まらなかったのには、何かしらの理由が必ずあります。
フィードバックを受けることで、思っても見なかった内覧者さんの声に気づくことが出来ます。
そして、次に内見があったときには、
その問題点をカバーできる形にしておくと、よいですね。
家が売れない理由その3:「値段を下げましょう」と言われた!
悩める売主Cさん
「売り出し中なのですが、媒介契約を更新する時に、
不動産屋から「売れないから値段を下げましょう」と言われました。
”売れないから値段を下げる”という不動産屋の言い分は分かるのですが、
このままどんどん値段が下がっていったら・・・と心配です。
自分は出来るだけ値段を下げたくないと思っています。
どうしたらいいでしょうか?」
売主Cさん「一応電話がかかってきて、問い合わせはあった・案内しているという報告はあるんですが、
既に引っ越して、不動産屋に鍵を渡してしまっているので、実際のところはよく分かりません」
Cさんのお宅の場合、不動産屋に「売れないから値段を下げましょう!」と提案されています。
でも、Cさんとしては、出来るなら下げたくない。
この場合は、どのように対応していったらよいでしょう?
「売れないから価格を下げましょう」と言われた時の対処法
売れない物件を、いつまでもその価格で出しておくことは、確かに賢い方法ではありません。
マンションであれば、その間に管理費などが毎月発生するので、
多少価格を下げても、早急に売ってしまったほうがよい、ということが多々あるからです。
でも、Cさんの問題点は、
不動産屋がCさんのお宅に対して、どういった販売活動をしていたのかを知らない
という点にあります。
不動産屋に「売れないから値段を下げましょう!」と言われたら、
「ちょっと待った!!!」のサイン
- その不動産屋は、「待ち」だけの販売スタイルではありませんでしたか?
- ちゃんとネットに掲載していますか?
- 販売図面は魅力的ですか?
- 不動産屋が、これまでに動いた内容は?
- 値段を下げることで、今後の販売戦略は?
絶対に確認してください。
ネットに出ているかは、自分で実際に検索してみると良いと思います。
買主さんの立場に立って、
「うちは、他の物件より魅力的かな?」ということを比較し、考えましょう。
決してひいき目に見てはいけません(笑)
何も知らない友人に、ネットの画面を見てもらうのもいいかもしれませんね♪
販売図面は、不動産屋に言えば、コピーをもらうことができます。
「地図は見づらくないかな?」
「キャッチコピーは、物件の魅力をちゃんと引き出せているかな?」
と、これも、買主さんの立場で確認しましょう。
私が思うに、値段を下げるのは色々修正をかけたあとです!
その方が結果的に高く売れるし、値段を下げた時にもすぐに決まります。
私も売却中は、色々手を尽くしました。
特に、ネット検索でヒットするような価格設定にしたところは、必見です!
参考にしてくださいね。
参考:売却体験談4.マンション値下げのタイミング! 一気に下げるメリット
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